建学の精神

 本学は、仏教、特に親鸞聖人(1173~1263)の教えを建学の精神としています。

 親鸞聖人は、苦悩の中にある多くの人々を真の喜びに導くため、み仏の教えを説かれました。自己中心の欲望や執着に振り回される自身の姿を、慚愧(ざんき)の思いをもって深く見つめられ、み仏の心を真実の心として頂き、安らかな心で生きられるようになることを願われました。み仏の光に照らされた自身のあり様を、次のように悲嘆されました。

 いま、まことに知ることができた。悲しいことに、愚禿親鸞(ぐとくしんらん)は、愛欲の広い海に沈み、名利(みょうり)の深い山に迷って、正定聚(しょうじょうじゅ)に入っていることを喜ばず、真実のさとりに近づくことを楽しいとも思わない。恥ずかしく、嘆かわしいことである。(『教行信証』信文類、現代語版より)

 聖人は、み仏の願いを聞き、念仏を味わい、真実の心に導かれて、報恩・感謝の心で生きることこそが、本当の喜びであり、人としてもっともあるべき生き方であることを私たちに示され、一人一人をみ仏の御弟子・「御同朋、御同行」と呼んで大切にされたのです。

 私たちは、このような建学の精神を実践するために次の四つの目標を掲げます。